淡々と・・・。 [本]
再び、ピース又吉推薦本を購入。
周囲に振り回されながらも、淡々と、自分の世界を構築していく感じがなぜか落ち着く。
意味もなく、『これでいいのね』と思わせてくれる”炎上する君”
私も、3月から7月は炎症反応が高かったから、ある意味、炎上していたのかも・・・。
「きいろいゾウ」が映画化されるみたいです…。
世界の果て [本]
嵌まっております…。
この本の帯には、「世の中に明るく朗らかな小説だけしかなくなったら、それは絶望に似ているのではないかと個人的には思っている。そんな小説は世の中に溢れているから、別に僕が勝つ必要はないのではとも。」と筆者解説の文章が載っていた。
中村 文則氏の小説は、闇、家族、凄惨、澱のようなものが沈殿している。
本来、人は闇の中から光を見出すことで生きてゆけるのではないのか…。
小説だけではない。音楽も明るく、リズミカルで、パターン化した前向きと言われる歌詞が渦巻いている。
人は考えるから、悩むから、傷つくから生きて行けると思う。それが命。
世の中、明るく、いつも幸せで朗らかであるわけがない…。恒常的な幸せを求めている今の日本は、とても寂しい。
ものの哀れ、せつなさ、やるせなさ・・・細やかに心情を表わす日本語を創りだした民族だから、もどろうよ…。
きっかけは又吉…。 [本]
ここ最近、サスペンスものしか読む気にならず、ガツンとくる本を読む気にもならず…。でも、なぜかこの本に惹かれて文庫を大人買い。
久しぶりに、心揺さぶられ泣きました。ボロボロ涙が出てきました。
共通的には、親に育てられていない私の話。でも、小説の中の感覚は、私の中の闇にとても似通ったものだった。ここ数年、怪我や病気をした。昨年は四カ月もの間、寝返りも打てないような状態で、寝たきりだった。母には食事や身の回りのことに世話をかけて、感謝をしている。でも、その世話のされ方が、普通ではないとやっと気がついた。すべて、彼女のペース。すべて彼女の満足が中心となっている。うすうす感じてはいたけれど、これほどはっきりと感じたことは今までになかった。
そんな時に、中村文則である…。
親がいないことのほうが辛いだろう。でも、親がいても辛いってこともある。私にとっては、父が闇の中の一筋の光だったんだなあと今更ながらに感じる。ありがとう。
自分は、自分で有ること。それが一番なんだと想う。言葉にしてしまえば当たり前のことだけれど…。
やっと、何かから解放された。
Du soleil plein les yeux
中途半端な動画ですが…、この曲がすっと心に染みいってきた。
当然、購入しました♡
春から夏、やがて冬 [本]
夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)
- 作者: カズオ イシグロ
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/02/04
- メディア: 文庫
一か月ぐらい前のことかもしれない。遠出をしていたからかもしれない。一気に読んだ。
この一年半にわたり、専門書も含めて、ちゃんと何も読んでなかった。
読み終えて、あ、大丈夫かもしれないと思えた。また、本が読めるかもしれない。
そして、ここ数日、歌野 晶午「春から夏、やがて冬」を一気に読んだ。普段、小説やミステリー類は文庫になってからしか読まないのに・・・。
以前、「葉桜の季節に君を想うということ」を読んで、(もう、ストーリーすら覚えていないけど…)えらく感動した覚えがあって、文庫じゃないのに購入した。
ミステリーのジャンルに入るのだろうけれど、泣いた。
読んでる最中から、いろいろな感情が出てきた。
途中で、読みたくもなくなる時もあった。
でも、ちゃんと読み終えることができた。
こころを預けていた人が亡くなるのは、大変なことだったんだと。
やっと、自分の感情に向き合えるのかと思った。
大好きな本屋さんで、本を買った。もちろん、専門書も含まれている。
そして、カズオ・イシグロの本も文庫本で購入。
ボロボロのままだけど、多分。
自分のしたいことをちゃんとしよう。
私の周りには、たくさんのこころ強いお守りや、音楽や、本や、一瞬、一瞬だけど、頼りになる人がいる。
Espoir
療養のための本 その3と足の腫れ [本]
先日購入した本を三日で読んでしまいました・・・(⌒▽⌒;;;A
宮部みゆき「日暮し 中・下」
安定して、面白い時代劇!!!
これを機に、リクオさんのお父様の本、しっかり読んでみようかな???
ちゃんと読破したいけれど、何処につん読したかな・・・???
療養のための本 その2 [本]
以前から、購入を逡巡していましたが、「チーム・バチスタの栄光」を購入しました♪ついでに「ナイチンゲールの沈黙」「螺鈿迷宮」も。
「チーム・バチスタの栄光」面白かったあ! よくできた医療ミステリーです。お医者さんの描き方がよく観察しているというか、笑ってしまう。そういうお医者さんいそういそう♪作者の人は、外科医→病理医となったかたのようです。
病院を扱った本では、奥田英朗の伊良部シリーズ「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」と同じぐらい面白い♪
チーム・バチスタの栄光→ナイチンゲールの沈黙→螺鈿迷宮 と読み進んだわけですが・・・。小説として出来上がった順番は、あとがきから察するに チーム・バチスタの栄光→螺鈿迷宮→ナイチンゲールの沈黙 らしいです。医療ミステリー→おとぎ話→SF のような感じでした。
「チーム・バチスタの栄光」がしっかりした医療ミステリーになっているので、こういう感じの作品がたくさん読みたかった。医療はおとぎ話やSFになりやすいけれど、そうして欲しくなかった。なんて、小説の話なので仕方ないのですが・・・。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)
- 作者: 海堂 尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/11/10
- メディア: 文庫
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)
- 作者: 海堂 尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/11/10
- メディア: 文庫
ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2008/09/03
- メディア: 文庫
ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2008/09/03
- メディア: 文庫
療養のための本 [本]
迷惑かけてありがとう♪ [本]
忙しいと読書な私 [本]
年明けから、異常な忙しさ。残念ながら、仕事がらみ。連日帰宅が12時過ぎ・・・。
あっ、BYGにも遠征したんだ(^_^;)なんだか遙かかなた昔のようではある。
そんな時に限って、やたらと読書する私。
試験期間中に、本を読んでしまうなんてことありませんでした?私は、そうでした。
お正月に映画「イン・ザ・プール」をTVで観て面白そうだったので・・・。もちろん、映画よりも原作が面白い♪シリーズ化になっているようなので嬉しい♪
これを観て思ったのが、金沢21世紀美術館 レアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich)のスイミングプール。こんな、摩訶不思議な感じ。
なんとなく、福山雅治ブックカバープレゼントという名目に惹かれて小学館文庫を購入。これが、なかなか。女の人らしい繊細な感じ。
ちょっと、前の乙一作品だけれど、なんか、いい。あまりたくさん乙一作品を読んだわけではないけれど、男女二人の関係の危うさに惹かれる。
少しオカルティックではあるけれど、正しい・間違いという世界ではない選択も出来るのではないかと思った。
2月終わりに、対談集「生きる意味を教えてください」が出版されるらしいです。
昨日と、今日で、二冊読破・・・。
嶽本野ばら 「ミシン」 [本]
唐突に、本を読む。
ミシン (小学館文庫 た 1-4) (小学館文庫 た 1-4)
- 作者: 嶽本 野ばら
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/12/04
- メディア: 文庫
嶽本野ばらを読むのは、初めて。
『のちの野ばら作品の原点となった処女小説集が、7年の時を経て待望の文庫化です!運命的に出会った二人がはかない逃避行に旅立つ名作「世界の終わりという名の雑貨店」と、「乙女」の生き様を鮮烈に描いた表題作「ミシン」を収録。この作品を読まずして、野ばらを語るなかれ。』