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淡々と・・・。 [本]


炎上する君 (角川文庫)

炎上する君 (角川文庫)

  • 作者: 西 加奈子
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/11/22
  • メディア: 文庫


 再び、ピース又吉推薦本を購入。
 周囲に振り回されながらも、淡々と、自分の世界を構築していく感じがなぜか落ち着く。
 意味もなく、『これでいいのね』と思わせてくれる”炎上する君”
 私も、3月から7月は炎症反応が高かったから、ある意味、炎上していたのかも・・・。

 「きいろいゾウ」が映画化されるみたいです…。
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世界の果て [本]


世界の果て (文春文庫 な 69-1)

世界の果て (文春文庫 な 69-1)

  • 作者: 中村 文則
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/01/04
  • メディア: 文庫


 嵌まっております…。
 この本の帯には、「世の中に明るく朗らかな小説だけしかなくなったら、それは絶望に似ているのではないかと個人的には思っている。そんな小説は世の中に溢れているから、別に僕が勝つ必要はないのではとも。」と筆者解説の文章が載っていた。
 中村 文則氏の小説は、闇、家族、凄惨、澱のようなものが沈殿している。
 本来、人は闇の中から光を見出すことで生きてゆけるのではないのか…。
 小説だけではない。音楽も明るく、リズミカルで、パターン化した前向きと言われる歌詞が渦巻いている。
 人は考えるから、悩むから、傷つくから生きて行けると思う。それが命。
 世の中、明るく、いつも幸せで朗らかであるわけがない…。恒常的な幸せを求めている今の日本は、とても寂しい。
 ものの哀れ、せつなさ、やるせなさ・・・細やかに心情を表わす日本語を創りだした民族だから、もどろうよ…。
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きっかけは又吉…。 [本]

 きっかけは、朝日新聞の思い出す本 忘れない本 「ピース・又吉直樹さん(お笑い芸人)と読む『何もかも憂鬱な夜に』」でした。

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)

  • 作者: 中村 文則
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/02/17
  • メディア: 文庫


 ここ最近、サスペンスものしか読む気にならず、ガツンとくる本を読む気にもならず…。でも、なぜかこの本に惹かれて文庫を大人買い。
 久しぶりに、心揺さぶられ泣きました。ボロボロ涙が出てきました。

銃 (河出文庫)

銃 (河出文庫)

  • 作者: 中村 文則
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2012/07/05
  • メディア: 文庫



土の中の子供 (新潮文庫)

土の中の子供 (新潮文庫)

  • 作者: 中村 文則
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 文庫



遮光 (新潮文庫)

遮光 (新潮文庫)

  • 作者: 中村 文則
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/12
  • メディア: 文庫



最後の命 (講談社文庫)

最後の命 (講談社文庫)

  • 作者: 中村 文則
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/07/15
  • メディア: 文庫



 共通的には、親に育てられていない私の話。でも、小説の中の感覚は、私の中の闇にとても似通ったものだった。ここ数年、怪我や病気をした。昨年は四カ月もの間、寝返りも打てないような状態で、寝たきりだった。母には食事や身の回りのことに世話をかけて、感謝をしている。でも、その世話のされ方が、普通ではないとやっと気がついた。すべて、彼女のペース。すべて彼女の満足が中心となっている。うすうす感じてはいたけれど、これほどはっきりと感じたことは今までになかった。
 そんな時に、中村文則である…。
 親がいないことのほうが辛いだろう。でも、親がいても辛いってこともある。私にとっては、父が闇の中の一筋の光だったんだなあと今更ながらに感じる。ありがとう。
 自分は、自分で有ること。それが一番なんだと想う。言葉にしてしまえば当たり前のことだけれど…。
 やっと、何かから解放された。

Du soleil plein les yeux

中途半端な動画ですが…、この曲がすっと心に染みいってきた。
当然、購入しました♡
 
1969

1969

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI JAPAN/プライム (APR)
  • 発売日: 2011/11/21
  • メディア: CD


candles-in-church.jpg

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春から夏、やがて冬 [本]

 山口洋さんのブログに、この人の本が積みあがっている写真を見て、なんとなく買ってみた。

夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)

夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)

  • 作者: カズオ イシグロ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/02/04
  • メディア: 文庫


 一か月ぐらい前のことかもしれない。遠出をしていたからかもしれない。一気に読んだ。
 この一年半にわたり、専門書も含めて、ちゃんと何も読んでなかった。
 読み終えて、あ、大丈夫かもしれないと思えた。また、本が読めるかもしれない。

 そして、ここ数日、歌野 晶午「春から夏、やがて冬」を一気に読んだ。普段、小説やミステリー類は文庫になってからしか読まないのに・・・。
 以前、「葉桜の季節に君を想うということ」を読んで、(もう、ストーリーすら覚えていないけど…)えらく感動した覚えがあって、文庫じゃないのに購入した。

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

  • 作者: 歌野 晶午
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 文庫


 ミステリーのジャンルに入るのだろうけれど、泣いた。
 読んでる最中から、いろいろな感情が出てきた。
 途中で、読みたくもなくなる時もあった。
 でも、ちゃんと読み終えることができた。

春から夏、やがて冬

春から夏、やがて冬

  • 作者: 歌野 晶午
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/10
  • メディア: 単行本


 こころを預けていた人が亡くなるのは、大変なことだったんだと。
 やっと、自分の感情に向き合えるのかと思った。

 大好きな本屋さんで、本を買った。もちろん、専門書も含まれている。
 そして、カズオ・イシグロの本も文庫本で購入。

 ボロボロのままだけど、多分。
 自分のしたいことをちゃんとしよう。
 私の周りには、たくさんのこころ強いお守りや、音楽や、本や、一瞬、一瞬だけど、頼りになる人がいる。

 Espoir
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療養のための本 その3と足の腫れ [本]

 先日購入した本を三日で読んでしまいました・・・(⌒▽⌒;;;A
 宮部みゆき「日暮し 中・下」
 安定して、面白い時代劇!!!

日暮らし〈中〉 (講談社文庫)

日暮らし〈中〉 (講談社文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/14
  • メディア: 文庫

日暮らし〈下〉 (講談社文庫)

日暮らし〈下〉 (講談社文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/14
  • メディア: 文庫
  しかし、私は、これだけ猛烈に読んでどうするのか・・・。難解な本しか残らなくなる・・・(><。)。。
 これを機に、リクオさんのお父様の本、しっかり読んでみようかな???
国境の越え方―国民国家論序説 (平凡社ライブラリー)

国境の越え方―国民国家論序説 (平凡社ライブラリー)

  • 作者: 西川 長夫
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 単行本
 「国境の越え方」は、人と人との超え方、コミュニケーションと似ているところがあるように思う。人と人より、国境のほうが遥かに難解かもしれないが・・・。
 ちゃんと読破したいけれど、何処につん読したかな・・・???
kenkocom_x110330h.jpg さて、骨折の具合。大人しくしていたことと、マッサージを欠かさなかったこと、日数が経過したこと・・・。様々な理由で、足の腫れがひいてきました♪

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療養のための本 その2 [本]

  猛烈な勢いで本を読んでいます。
 以前から、購入を逡巡していましたが、「チーム・バチスタの栄光」を購入しました♪ついでに「ナイチンゲールの沈黙」「螺鈿迷宮」も。
 「チーム・バチスタの栄光」面白かったあ! よくできた医療ミステリーです。お医者さんの描き方がよく観察しているというか、笑ってしまう。そういうお医者さんいそういそう♪作者の人は、外科医→病理医となったかたのようです。
 病院を扱った本では、奥田英朗の伊良部シリーズ「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」と同じぐらい面白い♪
 チーム・バチスタの栄光→ナイチンゲールの沈黙→螺鈿迷宮 と読み進んだわけですが・・・。小説として出来上がった順番は、あとがきから察するに チーム・バチスタの栄光→螺鈿迷宮→ナイチンゲールの沈黙 らしいです。医療ミステリー→おとぎ話→SF のような感じでした。
 「チーム・バチスタの栄光」がしっかりした医療ミステリーになっているので、こういう感じの作品がたくさん読みたかった。医療はおとぎ話やSFになりやすいけれど、そうして欲しくなかった。なんて、小説の話なので仕方ないのですが・・・。
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2007/11/10
  • メディア: 文庫
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2007/11/10
  • メディア: 文庫
ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)

ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)

  • 作者: 海堂尊
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2008/09/03
  • メディア: 文庫
ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)

ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)

  • 作者: 海堂尊
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2008/09/03
  • メディア: 文庫
螺鈿迷宮 上 (角川文庫)

螺鈿迷宮 上 (角川文庫)

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/11/22
  • メディア: 文庫
螺鈿迷宮 下 (角川文庫)

螺鈿迷宮 下 (角川文庫)

  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/11/22
  • メディア: 文庫
 てなことで、海堂尊氏のシリーズからは、ちょっと降りて、宮部みゆきへ向かうとしました♪
日暮らし〈上〉 (講談社文庫)

日暮らし〈上〉 (講談社文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/14
  • メディア: 文庫

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療養のための本 [本]

五弁の椿 (新潮文庫)

五弁の椿 (新潮文庫)

  • 作者: 山本 周五郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1964/09
  • メディア: 文庫
変? (角川文庫)

変? (角川文庫)

  • 作者: 中村 うさぎ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 文庫

 本を読む元気が出てくる。なんとはなく購入してあった、山本周五郎で泣く。中村うさぎで大笑いしてすっきり♪

「聴く」ことの力―臨床哲学試論

「聴く」ことの力―臨床哲学試論

  • 作者: 鷲田 清一
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: 単行本

 つん読だけの本を読み出す。初っ端から、いいこと書いてある___ψ(‥ ) カキカキ

 昨日、午前中はパソコン前。午後から受診という強行軍だったため、左足は浮腫。無理は禁物♪


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迷惑かけてありがとう♪ [本]

「弱さ」のちから―ホスピタブルな光景

「弱さ」のちから―ホスピタブルな光景

  • 作者: 鷲田 清一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: 単行本
 この本のカバーの裏には、「迷惑かけてありがとう」の文字・・・。
 リクオさんがライヴで唄う「パラダイス」に出てくるたこ八郎の一言。
paradise.gif

PARADISE

  • アーティスト: リクオ
  • 出版社/メーカー: UK.PROJECT
  • 発売日: 2000/06/23
  • メディア: CD
 なんだか、おお!!って感じです。
 本をまだ読んでいないので、なんとも言えませんが・・・。カバー裏の言葉だけで購入。

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忙しいと読書な私 [本]

 年明けから、異常な忙しさ。残念ながら、仕事がらみ。連日帰宅が12時過ぎ・・・。
 あっ、BYGにも遠征したんだ(^_^;)なんだか遙かかなた昔のようではある。
 そんな時に限って、やたらと読書する私。
 試験期間中に、本を読んでしまうなんてことありませんでした?私は、そうでした。

イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プール (文春文庫)

  • 作者: 奥田 英朗
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/03/10
  • メディア: 文庫


空中ブランコ (文春文庫 お 38-2)

空中ブランコ (文春文庫 お 38-2)

  • 作者: 奥田 英朗
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/01/10
  • メディア: 文庫


 お正月に映画「イン・ザ・プール」をTVで観て面白そうだったので・・・。もちろん、映画よりも原作が面白い♪シリーズ化になっているようなので嬉しい♪

イン・ザ・プール

イン・ザ・プール

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/07/19
  • メディア: DVD


 これを観て思ったのが、金沢21世紀美術館 レアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich)のスイミングプール。こんな、摩訶不思議な感じ。


繁殖 (小学館文庫 せ 2-3)

繁殖 (小学館文庫 せ 2-3)

  • 作者: 仙川 環
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/12/04
  • メディア: 文庫


 なんとなく、福山雅治ブックカバープレゼントという名目に惹かれて小学館文庫を購入。これが、なかなか。女の人らしい繊細な感じ。

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

  • 作者: 乙一
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 文庫


 ちょっと、前の乙一作品だけれど、なんか、いい。あまりたくさん乙一作品を読んだわけではないけれど、男女二人の関係の危うさに惹かれる。

キュア cure

キュア cure

  • 作者: 田口ランディ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2008/01/11
  • メディア: 単行本


 少しオカルティックではあるけれど、正しい・間違いという世界ではない選択も出来るのではないかと思った。
2月終わりに、対談集「生きる意味を教えてください」が出版されるらしいです。

感染 (小学館文庫)

感染 (小学館文庫)

  • 作者: 仙川 環
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/08/05
  • メディア: 文庫


昨日と、今日で、二冊読破・・・。


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嶽本野ばら 「ミシン」 [本]

 唐突に、本を読む。

ミシン (小学館文庫 た 1-4) (小学館文庫 た 1-4)

ミシン (小学館文庫 た 1-4) (小学館文庫 た 1-4)

  • 作者: 嶽本 野ばら
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/12/04
  • メディア: 文庫


 嶽本野ばらを読むのは、初めて。
『のちの野ばら作品の原点となった処女小説集が、7年の時を経て待望の文庫化です!運命的に出会った二人がはかない逃避行に旅立つ名作「世界の終わりという名の雑貨店」と、「乙女」の生き様を鮮烈に描いた表題作「ミシン」を収録。この作品を読まずして、野ばらを語るなかれ。』

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