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春から夏、やがて冬 [本]

 山口洋さんのブログに、この人の本が積みあがっている写真を見て、なんとなく買ってみた。

夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)

夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)

  • 作者: カズオ イシグロ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/02/04
  • メディア: 文庫


 一か月ぐらい前のことかもしれない。遠出をしていたからかもしれない。一気に読んだ。
 この一年半にわたり、専門書も含めて、ちゃんと何も読んでなかった。
 読み終えて、あ、大丈夫かもしれないと思えた。また、本が読めるかもしれない。

 そして、ここ数日、歌野 晶午「春から夏、やがて冬」を一気に読んだ。普段、小説やミステリー類は文庫になってからしか読まないのに・・・。
 以前、「葉桜の季節に君を想うということ」を読んで、(もう、ストーリーすら覚えていないけど…)えらく感動した覚えがあって、文庫じゃないのに購入した。

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

  • 作者: 歌野 晶午
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 文庫


 ミステリーのジャンルに入るのだろうけれど、泣いた。
 読んでる最中から、いろいろな感情が出てきた。
 途中で、読みたくもなくなる時もあった。
 でも、ちゃんと読み終えることができた。

春から夏、やがて冬

春から夏、やがて冬

  • 作者: 歌野 晶午
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/10
  • メディア: 単行本


 こころを預けていた人が亡くなるのは、大変なことだったんだと。
 やっと、自分の感情に向き合えるのかと思った。

 大好きな本屋さんで、本を買った。もちろん、専門書も含まれている。
 そして、カズオ・イシグロの本も文庫本で購入。

 ボロボロのままだけど、多分。
 自分のしたいことをちゃんとしよう。
 私の周りには、たくさんのこころ強いお守りや、音楽や、本や、一瞬、一瞬だけど、頼りになる人がいる。

 Espoir
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