平成中村座「法界坊」桜席♪ [歌舞伎]
行ってまいりました♪平成中村座「法界坊」 憧れの桜席!!!
とてもよい天気でした。東門から入り、中村座へ向かいます!
平成中村座に着いたのは開場15分前。ワクワク!開場を待つ人は、やはり年配の方が多い。チケット代高いですからね…。配役は、ニューヨーク公演と同じだそうです♪
そして、桜席右1列目♪
おおーーー、本当に舞台の真横だあ('〇';)
席には、「桜席のお客様へ…」と桜席向けのお願い文章がありました。「幕前での芝居がある際は、幕より前の通路からの立ち見でもご覧いただけます。」ということのようです。
私の席の前に、何やら鉄製の梯子や棒があって、みにくいなあなどど思っておりましたが…。
幕が閉まっていても桜席からは舞台が丸見えです。準備も見ることができます♪
開場前、お掃除をモップでしていたり、大きめの霧吹き?で水?を舞台に撒いていました。そんなこともするんだあ。
いよいよ開幕!
初めに登場人物の紹介が…。歌舞伎じゃないみたい。イヤホンガイドいらなかったなあと後悔も…。
本当に、役者さんの顔もよく観える。息遣いも聴こえそう!
舞台の真横から観ているわけで、いつもと違うのですが、違和感あまりなく。
七之助綺麗!橋之助はちょっと様になってきたなあ。(なんて偉そうに(-"-;A ...)
面白い♪ 笑いの連続♪
一回目の幕前のお芝居を観に席をはずし、真っ暗な中を席に戻る。真っ暗な中、次の幕が始まる。
勘三郎さんの声がすぐ後ろで聴こえる!!!!!!!!!!
キャーーーーー♪ミュージカルCATSみたい!!!
勘三郎さん、桜席右後ろから登場♪???ひょっとして、私の後ろの席に座られていた???
「気がつけよーーー!!!」と勘三郎さんが言いながら、私の目の前の梯子を降り、棒に移り、スルスルと舞台へ!!!
勘三郎さんとの距離50cmあまり。汗も見えました♪
桜席、結構席移動があったんですが、なんだか楽しい♪
中村座がかかったら、桜席には参加しようかな!でも、法界坊だから楽しかったかも。
これは、ニューヨークでも受けるよなという流れ。アクションシーンも数々。最後の桜吹雪もすごい!桜席は舞台の真横なので、残念ながら、名古屋城の借景は観れず…。
息をもつけない展開で一気に終了!カーテンコール三回!
カーテンコールでカーテンが閉まった後ににも出演者の方々は、両桜席へご挨拶♪
ただ、先代の勘三郎丈の「法界坊」も観てみたい。笑いに偏りすぎて、「法界坊」の持つ怨念とか儚さとかが薄まってしまっているような感じがした。
でも、やっぱりいいなあ桜席。
出演者リンク
中村勘三郎・中村橋之助・中村勘太郎・中村七之助・笹野高史・片岡亀蔵・坂東彌十郎・中村扇雀
覚書「法界坊」 [歌舞伎]
平成中村座@名古屋城 「法界坊」のチケットを手に入れた!しかも、あこがれの桜席。
平成中村座に出会ったのは、昨年の平成中村座@浅草 平成中村座公演『仮名手本忠臣蔵』 小屋っていい感じでした。お大臣席の横で観ました!しかも、仁左衛門さん出ていたし言うことなし♪歌舞伎座の幕間でみる歌舞伎もいいけれど、小屋で観るのはやはり歌舞伎の醍醐味♪
勘三郎さんの仕掛ける小屋に、結構商業ベースの匂いを強く感じてしまってなかなかいかなかったのです。(チケット代が高い!!!)歌舞伎見るときは千円単位。しかもどれだけ高くても五千円以内でと決めています。10代終わりから歌舞伎を見始めていて、その頃の御園座学割は500円ぐらいだったような…。
そんな時の平成中村座@浅草の小屋。良かった♪もうちと安いとなおさら♪
かなり前に、玉三郎さんが明治村@犬山の呉服座で舞踊公演をした時も迫力がすごかった。小屋は迫力を生み出すワンダーランド。
そんな時に桜席。舞台袖横にある席。ここでみたらどんな感じなんだろう?ついついチケットとってしまいました…。
今週末、行ってきます!
<演目解説>
法界坊
憎めない悪党でありながら、残忍さもあわせ持つ法界坊を原作に基づいて色濃く描いた串田和美演出の「法界坊」は、東京浅草での第1回平成中村座公演(2000年)、大阪(2002年)、そしてニューヨーク(2007年)と国内外で絶賛を浴びた。この「法界坊」がいよいよ名古屋に初お目見えする。
乞食坊主の法界坊は、女と金に目がなく、以前から思いを寄せるお組にしつこくつきまとう。そしてそのお組と恋仲である手代の要助(実は吉田家の若殿松若)が探し求める鯉魚(りぎょ)の一軸(いちじく)が、金蔓になると知った法界坊は、これをせしめ大金を得ようとする。一方、松若の家臣である道具屋甚三郎(どうぐやじんざぶろ)や松若の許婚である野分姫(のわけひめ)、お組の父である永楽屋権左衛門(えいらくやごんざえもん)が松若のために立ち働くが、法界坊と共に悪巧みを働く山崎屋勘十郎(やまざきやかんじゅうろう)や番頭の正八(しょうはち)たちがこれを阻み・・・。
鯉魚の一軸を巡って二転三転する物語と、大切所作事(おおぎりしょさごと)の「双面(ふたおもて)」まで見どころ多い作品である。
秀山祭九月大歌舞伎 [歌舞伎]
午後4時半から始まり、終わりは午後9時ちょっと前。これで3階A席 4,200円と、結構お得。玉三郎も観れるし♪
なんといっても、観たかったのは、吉右衛門の河内山宗俊! 吉右衛門って、主流でなく、でも存在感のある役がいいなあと。そこには、せつない感じがあふれています。
一、近江源氏先陣館
子役、中村宜生(中村橋之助三男)、中村玉太郎(中村松江長男)が活躍!尾上松緑、パッとしないなあと思っていたら、元気に味のある演技でした♪(お父さんの辰之助がよかったのよね・・・)市川左團次は、こういう役ぴったり。存在感のある声。玉三郎は、綺麗。背が高くて、首筋が美しい・・・。スキャンダルに揉まれてパッとしないのは残念。
二、鳥羽絵
この演目が入っていてお得でした^^v富十郎と鷹之資の親子競演♪鷹之資のねずみの着ぐるみがかわいい。
小さい頃から、踊りの稽古をして舞台に上がって・・・。特殊な世界だよなあ・・・。
三、天衣紛上野初花 河内山
筋は、わりかし単調でスリリングなものではないので、すごく眠くなってしまいました・・・。
でも!!!やはり、ラストの河内山宗俊:吉右衛門の「ばっあかがあーーー!!!」という一言で、日頃の憂さもすっきり♪江戸時代の人もきっとこの一言を聞いて、溜飲を下げていたんだろうなあと妄想。
調子に乗って、平成中村座の10月11月公演のチケット取ってしまいました・・・(○。●;
夜の部
一、近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)
盛綱陣屋
佐々木盛綱 吉右衛門
妻早瀬 玉三郎
高綱妻篝火 福 助
信楽太郎 松 緑
高綱一子小四郎 宜 生
盛綱一子小三郎 玉太郎
竹下孫八 桂 三
古郡新左衛門 由次郎
伊吹藤太 歌 昇
北條時政 歌 六
和田兵衛秀盛 左團次
盛綱母微妙 芝 翫
二、干支に因みし戯れ絵の趣親子鷹
鳥羽絵(とばえ)
下男升六 富十郎
三、天衣紛上野初花 河内山(こうちやま)
上州屋質見世の場より
松江邸玄関先の場まで
河内山宗俊 吉右衛門
松江出雲守 染五郎
腰元浪路 芝 雀
宮崎数馬 錦之助
近習大橋伊織 桂 三
同黒沢要 宗之助
同米村伴吾 種太郎
同堀江新六 吉之助
後家おまき 吉之丞
北村大膳 由次郎
和泉屋清兵衛 歌 六
高木小左衛門 左團次