ハンニバル・ライジング [映画]
レイトショーで、観にいきました。「ハンニバル・ライジング」
羊たちの沈黙→ハンニバル→レッド・ドラゴンとお付き合いしました。
まま、面白かったんですがね。ひっかかるところも(・_・;)
『日本(人)の残虐性?』のようなものがスパイスされて、レクターは出来上がったみたいなところがあって・・・。曲解ではないかと。映画の中の剣道のシーンを観ていて思いました。剣道の練習をするんですが、剣先がぶれてるんです。コン・リー扮するレディ・ムラサキ(マダム・バタフライ的発想がなんとかならないものか・・・コン・リーは、凛としてかっこよかったです♪)がハンニバルに教えるんです。そして、日本刀で殺人・・・。なんだか、フェニシングのような殺陣で・・・。戦争の悲惨もあり、いろいろ重なってという成り立ちに、「切腹」「晒し首」です・・・。
第二次世界大戦の時の日本軍は残忍だったと思う。でも、すくなくとも、西欧文化が入ってからのことではないか?「切腹」「晒し首」などは、日本が鎖国していた時のこと。様式の中で成立するもので、日本軍の残忍、残酷さとは、少し様相が違うと思う。
竹刀の剣先がぶれるというのは、なんだかね。左の小指でしっかりコントロールできるから制御できる。しっかりした型(様式・枠組み)があるから人をも切れる業になると思う。そういうことなしに、レクターは、「特殊」なのよとしてしまうのは寂しい。羊たちの沈黙では、どこにでもある狂気のような、特別だが、特別でない・・・。そんな描かれ方をしていた気がして。それを思うと、ちょっと、とってつけた感じがした。
面白かったんですよ。ちょっと、引っかかっただけで(^^ゞ